九州観光ボランティアガイド研修会に参加して


◎2月1日から2月2日の2日間、長崎県佐世保市で、九州観光ボランティアガイド研修会があった。会場には、200人以上のボランティア関係の方が、九州の各地から参加されていた。

◎申し遅れましたが、私は鹿児島県出水市麓町武家屋敷群の観光ボランティアガイドの木野豊次といいます。よろしくお願いします。

1 研修会第1日目は、全体会で沖縄県「てぃーだ観光株式会社」のスパーガイ  ド崎原真弓氏の基調講演があった。

◎演題は、「ちむぐくるでおもてなし」(真心からのおもてなし)で、沖縄文化の魅力を伝える語り部ガイドとして、我々参加者を目の前に、三味線、琉球踊り、沖縄空手、老人の装いと老婆の声の使い分けなどして、講演しておられる姿にさすがスーパーガイドだと思った次第である。

◎また、観光バスの小さな車内のステージでも実演できるよう創作して、沖縄の魅力を伝えられておられるということにも敬服した次第である。

◎沖縄の方言として、講演の中で勉強してきたのは、ちむどんどん(胸がわくわくする)・うちなーぐち(沖縄の言葉)・ゆいまーる(助け合う心)等である。

2 全体会の後、分科会があり、私は、第4分科会「持続可能なガイド団体のあ り方について」に参加した。

◎討議の柱は、①所属メンバーの活動の活性化 ②ガイド料を上げることのできる商品(コース)について ③リピーターを増やすことのできるガイドについて5グループに分かれて、熱心に意見交換がなされた。

●課題としては、後継者不足で、ガイドの高齢化(観光客の安全面よりもガイドの安全面に苦慮)などが、どのグループからも提起された。

◎解決策としては、体力のある後継者の育成や市からの公募、インスタ―グラム等のSNSでの呼びかけ、若者のガイド養成講座(小・中学生)の活用等あげられた。

◎また、観光する場所の魅力やガイドする者の魅力(器量)なども必要ではないかということも提案された様である。他にもバリアフリーマップやモデルコース作成、オンラインガイドの活用などがあげられた。

2 研修会第2日目《現地研修(佐世保軍港クルーズ)》

◎宿泊場所のワシントンホテルから集合場所の佐世保観光情報センター前(JR佐世保駅構内)まで徒歩で10分の所にあり、予定の時刻より1時間早く集合場所に行って見た。

〇そこには、全体会で知り合った数人の方が受付場所に来られていて、その中に交流会で意気投合した川内市のボランティアガイドの方と一緒に、時間が来るまで港周辺を散策して過ごした。

◎いよいよチャーター船の出航時刻となり、予定より20分程度はやく出港し、強い海風を心配していたが、船の中は、冷暖房完備でガイドのアナウンス説明もきちんと聞けて、快適であった。

〇この佐世保港は、第二次世界大戦中、戦艦大和や武蔵などが停泊・出港した港ということで、今でも重要な軍事基地として、隣国などから守っているということだった。

◎また、高度な情報処理・射撃指揮システムを搭載したイージス艦や空母、そして無数の駆逐艦(護衛艦)なども近くから見ることができて、この上ない幸せであった。

◇それから私の推測であるが、有事に備えて、莫大な食料や燃料等を佐世保港周辺の山々に備蓄されていることもあり得るかとも思った次第である。


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