日本一ツルの渡来地いずみでの現地研修の概要


※参加者全員が双眼鏡をもって、ツル観察センターの展望台から、各々ツルや野鳥などの様子を観察する実地研修であった。

◎先月の2月28日に「出水市もてなしの心育成協議会」主催のツルの研修会(学習会)が開催された。

◎参加者は出水麓武家屋敷群ボランティアガイド数名に観光交流課の事務局職員  と観光事業を営んでいる関係団体、お世話役のガイド団体「エコツアーガイIZUMI」による参加者十数名による(実地)研修会であった。

◎その数の多さに驚くことはもちろん、ツルたちが優雅に羽を広げて大空を羽ばたく姿は、他では決して見ることができない、出水の冬の風物詩でもある。

①前半の研修は、「出水市ツル博物館クレインパークいずみ」の館内見学があり館内の職員が案内・説明をしていただいた。

《ツル博物館で学習したこと・》、毎年10月中旬頃から12月頃にかけて1万羽を超えるツルが越冬のため、シベリアや中国の北方から渡来する。

◎出水平野に渡来するツルで、最も多いのは、ナベヅルで約9000羽、世界のナベヅルの8割以上が、出水平野に渡来する。

◎次にマナヅルで約3000羽、世界のマナヅルの約半数が渡来する。

◎他にも、少数であるがクロヅルやカナダヅル、雑種のナベグロヅル、ソデグロヅルやアネハヅル、タンチョウが見られることもある。

◎マナヅルは、ナベヅルに比べて背が高く、美しい。

※ラムサール条約湿地自治体認証について(豆知識)

◇ラムサール条約とは、1971年イランのラムサールで採択された「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」のことである。

◇正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」というが、採択の地にちなみ、一般的に「ラムサール条約」と呼ばれている。

◇令和4年5月下旬にスイスのグランで開催されたラムサール条約59回常設委員会において、「ラムサール条約湿地自治体認証制度」に基づき、国内初の出水市と新潟市の2市に認証が決定したという名誉なことである。

②後半の研修は、「エコツアーガイドIZUMI」による出水市ツル観察センターでの現地研修であった。

◎ツル博物館からツル観察センターまでの移動は、バスに乗車して、往復の車内では、「エコツアーガイドIZUMI」による、車窓からの眺めによるツルの様子について実況での説明があった。

◎日本最大のツルの渡来地である出水には、毎年10月中旬から12月頃にかけて、1万羽を超えるツルが越冬のため、シベリアや中国の北方から渡来する。

◎渡来期間中であれば、比較的にどの時間帯でもエサをついばんだり、羽つくろいやダンスをしたりと、思い思いに過ごすツルの様子を見ることができる。

◎羽数調査の結果、最も多くなる時期は、12~1月頃であるが、11月~3月にかけて、常時1万羽・5種類のツルを見ることができる。

※出水麓武家屋敷歴史館やツル博物館・ツル観察センターへのお越しの際は、

出水市役所観光課までお問い合わせください。(0996-63-2111)


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